|
民主党千葉市議会議員団の熊谷俊人です。
通告に従い、議案第108号、議案第117号、議案第119号、議案第131号について質疑を行います。
議案第108号 平成19年度千葉市一般会計補正予算
■広報無線整備事業
本件は気象庁は今年の10月1日から開始する緊急地震速報に対応するため、広報無線の操作卓を、現在のアナログ仕様からデジタル仕様にも対応できるように設備改修するための経費ということで、7900万円が補正予算に計上されています。
この改修によって地震速報を使って事前に市民に伝達できるとのことで、千葉東方沖でも地震が相次ぎ、地震への対策が求められている中、こうした市当局の地震への取り組みは非常に評価できます。
私は阪神淡路大震災時に神戸市須磨区に住んでおり、震度7を体験した被災者です。千葉市の防災対策には人一倍関心を持って取り組んでいるところです。
耐震補強など地震の被害を未然に防ぐための対策は当然重要ですが、費用は莫大であり、財政や工期の問題から瞬時に全てに手を打つことは困難です。地震への備えで重要なのは"いかに被害を拡大させず、最小限に留めるか"、という"減災"への取り組みであります。
そうした観点に立ち、本件について以下伺います。
(1)緊急地震速報について
1. 市民へ地震速報を伝える広報無線は千葉市内に何基設置され、どの程度の範囲をカバーしているのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【 市民局市民部総合防災課
】
広報無線の設置数と、カバーする範囲についてですが、屋外受信機は118か所設置しており、概ね半径1キロ圏内をカバーしております。 |
2. 市民へ伝達されるのは震度いくつ以上でしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【 市民局市民部総合防災課
】
「広報無線により市民へ伝達される震度」についてですが、緊急地震速報は最大震度5弱以上と推定した地震の際に、震度4以上の強い揺れの地域の名前を、強い揺れが来る前にお知らせするものです。 |
3. この緊急地震速報は予想震度に誤差が±1生じる可能性がありますが、その点についてはどのように考えているのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【 市民局市民部総合防災課
】
予想震度の誤差への対応についてですが、現状では予想震度にプラスマイナス1程度の誤差が避けられない限界があるため、気象庁では、誤差を少なくするための対応として、先ほど申し上げましたように、最大震度5弱以上が予想された際に、震度4以上が予想された地域名のみ発表することとしております。 |
4. 阪神淡路大震災のような直下型地震では効果が無いことは止むを得ませんが、そうではない場合でも数秒〜10秒程度、長くても数十秒程度しか猶予時間はありません。数秒〜数十秒早く市民に肉声で伝達することで、どのような防災効果が発揮できると考えているのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【 市民局市民部総合防災課
】
緊急地震速報の防災効果についてですが、緊急地震速報は、強い揺れがくるまでのごく短い時間を利用して、地震による被害を軽減しようとするものであります。
緊急地震速報の利用する際の心構えとしては 「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保すること」が基本であり、たとえば、家庭では、頭を保護し、丈夫な机の下などに隠れたり、屋外ではブロック塀の倒壊や、看板・ガラスの落下に、注意をはかるなど、身の安全を図る行動をとることにより、被害の軽減が図られるものと考えております。 |
5. 下手をするとパニックを起こすだけで何も効果が生まれないことが想定されますが、それよりも市が有する設備やネットワークとこの警報システムを自動的に連携するようにし、人を介さずモノレールが停止する、病院等の機械・作業を中止させる方が効果が高いと考えますが、そのような取り組みは検討していないのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【
市民局市民部総合防災課 】【 健福祉局健康部健康企画課 】
「パニックが想定され、むしろ市が有する設備やネットワークなどと連携するような取り組みの検討を」とのことですが、今回の広報無線操作卓の改修は、消防庁が整備を進めている全国瞬時警報システム(Jアラート)により、緊急地震速報を人工衛星により送信し、本市の広報無線を自動起動することにより、市民に地震情報を瞬時に伝送するシステムを導入するためのものであります。
その運用開始にあたっては、事前に、市政だよりや市ホームページなどにより、市民への周知を十分に行ってまいります。
緊急地震速報は、気象庁、独立行政法人防災科学研究所及び財団法人鉄道技術研究所が共同開発したものであり、本年10月からの広報無線などへの一般提供とは別に、特定分野に対して昨年8月から先行的に配信が始められ、鉄道や病院などでの活用も期待されております。
なお、青葉、海浜両病院の地震対策としては、建物は免震・耐震構造を採用しているほか、無停電システム等を備えております。 |
6. ちなみに市民に地震速報を伝えるものとして、7月に開始した「ちばし安心・安全メール」があります。私も使用しており、大変良い取り組みであると評価しております。登録者数は約2万人と他政令市と比べても多いということですが、一番こうした情報が必要な消防局・消防団など防災に関わる方々の登録率はどの程度なのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【 市民局市民部総合防災課
】
「ちばし安全・安心メール」登録者数のうち、消防局・消防団などの防災関係者の登録率についてですが、受信登録に際しては、メールアドレスのみでの登録としていることから、登録者の属性による登録率を出すことはできません。
なお、防災関係者などに対し、今後も安全・安心メールへの登録を呼びかけてまいりたいと考えております。 |
■新統合ネットワークシステム
千葉市は市が保有する各情報システム間のデータ連携や集約化を進めるため統合連携基盤を整備しています。今回はその取り組みの中でネットワーク部分の集約化を図ることと理解しております。電子市役所実現のためにも、ネットワークコスト削減のためにもこうした取り組みは非常に重要であると理解しております。
その上で伺います。
1. なぜ今、議会で補正予算を計上しなければならないのか、その経緯、理由について教えてください。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
この度、補正予算を計上した理由ですが、19年度当初予算計上時では、本事業のシステムの設計・構築・運用について分離発注を考え、今年度は詳細設計を行うこととしておりました。
しかし、18年度末に策定した基本計画書並びに同計画書の検証・評価を行った結果、システムの設計・構築・運用の分離発注ではコストが高くなってしまうことなど、一括発注の方が、様々な点で優れていることから、債務負担行為を設定したものであります |
2. この新統合ネットワークシステムの構築にあたって、基本計画の策定と検証・評価をそれぞれ別の専門業者に依頼したとのことですが、その業者はどこでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
基本計画の策定は、「アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティングサービス株式会社」で、検証・評価を行った業者は、「ティーディーシーソフトウェアエンジニアリング株式会社」です。 |
3. 28億プラス消費税という今回の積算額は妥当なのでしょうか。元が取れるのでしょうか。コスト削減効果はどの程度を見込んでいるのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
積算の妥当性についてですが、基本計画策定時の専門業者による費用見積を基に、落札率等を考慮し精査したものであり、妥当なものであると考えています。
また、コスト削減効果等については、現行のCHAINS及び基幹系ネットワークを構築した際の事業費との比較では、約5億8千万円の削減を見込んでいます。現行のCHAINSを単純更新した場合との費用比較でも、セキュリティレベルが飛躍的に向上できるシステムでありながら、約2,600万円の削減が見込めます |
4. コスト削減ももちろん重要ですが、一番重要なのは市民にどのようなメリットがあるのかです。統合連携基盤の整備によって市民サービスはどのように向上するのか、具体例も交えて教えてください。そして、その統合連携基盤の整備のため、この新統合ネットワークシステムはどのような位置づけになっているのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
統合連携基盤や電子申請システム等を構築することで、住民はインターネットによる住民記録・税・国保・介護・福祉等の各種届出・申請を近い将来には利用できるようになり、市民サービスの向上を図ることができるものと考えています。
新統合ネットワークシステムは、こうしたサービスを実現するためのインフラ基盤となります。 |
5. 官公庁システムではメディアなどで、1円などの低価格で落札し、その後運用で高コストとなるケースが取り上げられていますが、今回の契約ではそうした設計した業者がその後長期間に渡って運用業者となり、結果的に運用コストが高止まりするリスクについてどのようにヘッジしているのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
設計した業者が運用業者となった場合の運用コスト面でのリスク、及び機器更新時の他業者の参入についてですが、設計・構築・運用について技術面を重視した仕様で発注し、複数年契約とすることで、運用コストを抑制することが可能であると考えております。
また、本システムは、汎用的な技術を用い構築するネットワーク基盤ですので、特定の業者の技術に偏ることがないため、更新時には、他の業者が参入することができると考えております。 |
6. 今まで市が運用している基幹系ネットワークやCHAINSなどの大規模システムにおいて、運用業者を変更した実績はあるのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
CHAINS及び基幹系ネットワークについては、構築以後、それぞれ運用業者を変更したことはありません。 |
7. 平成20年度において統合できるのはどの程度なのでしょうか。統合できないシステムは何が問題で統合できないのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
住民記録などの基幹系システムと、所管課が管理するシステムの一部を考えておりますが、各システムの更新時期や内容を勘案し、設計時に検討を行います。
一方、統合できないシステムとしては、通信遮断が一切許されない消防局の総合指令情報システムなどや、国等外部機関との関連で制約のあるものを想定しています。 |
8. 今回の契約では平成20年度以降に統合するシステムについても統合・移行作業も含まれているのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
今回の契約には、統合に必要な作業検討といった技術的支援や統合ネットワークシステム側の設定変更作業等を含んでおります。 |
議案第117号 千葉市自転車の放置防止に関する条例の一部改正について
現在千葉市民であれば一律月額700円の駐輪場を、利便性によって料金に格差をつけ、利便性の悪い駐輪場の利用率向上と歳入確保を目的としているとのことですが、何点かお伺いします。
1. 利用料金は平均で月額いくらになり、市の増収はどの程度になるのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局土木部維持管理課
】
利用料金の平均額と19年度の増収はいくらになるのかについてですが、現行料金は一律 700円ですが、改定後の料金の平均額は約
900円で、今回の料金改定により、利用率が現行の78%から86%程度に向上が図られますと、約 9千万円の増収となります。 |
2. 目的として利用促進が挙げられていますが、どの程度利用率が高くなると見積もっているのでしょうか。利用率が悪い施設の状況も含めて明らかにしてください
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局土木部維持管理課
】
平成18年度の実績としまして、有料自転車駐車場78箇所のうち利用率が50%未満となっている自転車駐車場は、本千葉駅第2、西千葉駅第2など12箇所ございました。
当面は、各々50%以上に利用率を引き上げることとして、今回の料金改定により、利用率50%未満の自転車駐車場の料金額については、算定した料金額の2分の1に減額することとしております。 |
3. 700円でも利用しない市民が少し安くなったことで本当に不法駐輪を止めるのでしょうか。不法駐輪に対する取締り、罰則を強化する方が重要なのではないでしょうか。今不法駐輪の引き取りは2,000円だが、これを値上げすることは検討したのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局土木部維持管理課
】
現在、自転車の価格が非常に安価となっていることから、値上げをした場合は撤去した自転車の引き取り率が低下し、放置自転車対策にかかる費用負担が増加する恐れがあることなどから、現在のところは、保管手数料の値上げは考えておりません。 |
4. 不法駐輪の撤去はどの程度の頻度で行っているのですか。また、不法駐輪を減少させるために撤去回数を増やすことは検討していないのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局土木部維持管理課
】
千葉駅や稲毛駅など、放置自転車の多い駅では月3回程度の撤去を実施しております。
また、撤去回数を上げることにつきましては、自転車等の保管施設の収容台数や撤去にかかる経費に限りがあり、難しい状況でありますが、今後も撤去の強化を図ってまいりたいと考えております。 |
5. これは結局のところ値上げです。環境問題や交通渋滞緩和の観点からも本来であれば自動車ではなく自転車へのシフトを進めるべきと考えますが、時代に逆行しているのではないでしょうか。他政令市及び近隣市ではどういう状況なのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局土木部維持管理課
】
他政令市の利用料金の平均月額は約2千円となっております。
また、県内市の利用料金の最高額については、市川市が2千百円、船橋市が千5百円となっております。 |
議案第119号 千葉市民ゴルフ場
なぜ今この時期に17億という巨額の市税を投入して市民ゴルフ場を作るのか、という疑問は今でも尽きないのですが、運営管理にあたって3点お伺いします。
1. 利用者はどの程度を見込んでいるのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【教育委員会生涯学習部社会体育課
】
他市の類似の施設などの入場者数を参考に、年間約 26,000人の利用を見込んでいます。 |
2. ランニングコストはどの程度でしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【教育委員会生涯学習部社会体育課
】
指定管理期間を平均すると、1年間で約 1億 4,900万円が見込まれ、主なものとしては、人件費が約
6,800万円、コース管理費が約 2,400万円、機械保守点検などの維持管理費が約 1,700万円です。 |
3. 17億という巨額の市税を投入して整備されたことを考えると、管理する指定管理者から何らかの還元を求めることは検討していないのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【教育委員会生涯学習部社会体育課
】
指定管理者を公募する際の募集要項において、市民への還元事業や、市への納付金を求めるなどの方法により、収益の還元を考えています。 |
議案第131号 議決事件の一部変更について(新港横戸町線6工区ボックス築造工事)
工期が1年以上の継続案件、かつ資材価格が15/1000上昇という契約約款に基づいての変更のため止むを得ないことは分かっておりますが、これはここ1年に限っての話なのでしょうか。資材価格の高騰はだいぶ前から起きていると記憶しておりますので、3点お伺いします。
1. 最近の資材価格の推移について示してください
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局道路部特定街路課
】
まず、最近の資材価格の推移についてですが、最も使用量の多い直径32ミリメートルの鉄筋1t当たりの単価を例に見ますと、平成18年4月が5万9千円で、平成19年7月は6万9千200円となっており、17.3%上昇しております。 |
2. また、その資材価格の調査はどのように行われているのでしょうか。近隣他都市と同じ価格なのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局道路部特定街路課
】
次に、資材価格の調査及び近隣他都市の単価についてですが、国の調査資料を参考にすると共に、県市協力のもとに専門調査機関に調査委託しており、公平性は保たれていると考えております。
また、近隣他都市も、基本的には同一単価となっております。 |
3. なぜこの工事のみが対象となったのですか。他に対象は無いのか。また過去に同様の事例はあるのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【 建設局道路部特定街路課
】
まず、 他に対象工事は無いのかについてですが、工期内で請負契約締結の日から12ヶ月を経過した工事は、この他に1件ありますが、変動による差額は基準内のため、該当しておりません。
また、過去、同様の案件はあったのかについてですが、同様の案件はございませんが、昭和49年のオイルショック時に、急激なインフレに伴う変更 契約がありました。 |
議案第108号 平成19年度千葉市一般会計補正予算
■広報無線整備事業
広報無線のカバーする範囲について半径1キロメートルとご答弁いただきましたが、1キロ離れたところから本当に聞こえるのでしょうか。また、高層マンションなどによって遮られるケースも想定されますので、広報無線がきちんと聞こえるよう整備をお願いしたいと思います。
また防災効果として、「家庭では、頭を保護し、丈夫な机の下などに隠れたり、屋外ではブロック塀の倒壊や看板、ガラスの落下に、注意をはかることができるなど、身の安全を図る行動をとることにより、被害を軽減できる」とお答え頂きましたが、よほど訓練されていない限り、わずかな時間の間にそのような行動を取ることはできません。また、警報に気づかない、警報と気づかない可能性も大いにあります。
この施策を意義あるものにするためには、警報の存在を認知してもらうための"周知の徹底"、警報を聞いたら即座に行動できるようにする訓練の徹底の2つが必要と考えます。先ほどのご答弁で「市政だより、市ホームページなどで周知する」とありましたが、それだけでは当然不十分です。
そこでお伺いします。
・ 小中学校での避難訓練、市内各企業での防災訓練などに警報音を貸し出すなど、あらゆる訓練の中でこの警報音を活用し、瞬時に判断できるよう周知徹底を図るべきと考えますが、広報媒体以外での取り組みはどう考えているのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【 市民局市民部総合防災課
】
広報媒体以外での取り組みにつきましては、市政出前講座や防災訓練において、緊急地震速報についての説明を行うとともに、緊急地震速報を取り入れた訓練を実施し、いざという時に役立つよう、PRに努めてまいります。 |
周知と訓練の徹底をしても瞬時に適切な行動を取るのはやはり難しいと考えます。地震速報が一番効果を出すのは、システムなどと連携し自動的に被害を最小限にする仕組みです。先ほどのご答弁では青葉と海浜の2病院の取り組みをご説明頂きましたが、今後積極的に先進事例を研究して頂き、地震速報の更なる活用をご検討下さい。
また、防災に携わる方の「ちばし安心・安全メール」の登録率が分からないということですが、私の周りの消防団の方は「登録してくれと言われたのでパソコンのメールに登録した」とおっしゃっていました。大規模災害であれば停電の可能性があり、パソコンメールに登録していても意味がありません。消防団に対して携帯メールでの登録を呼びかける必要があると考えますが、
・ 今後具体的にどのような働きかけを行っていくのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【 市民局市民部総合防災課
】
登録を呼びかけるパンフレット等を配布するとともに、市政出前講座や各種会議においても、登録を呼びかけてまいります。 |
■新統合ネットワークシステム
積算額の妥当性については、ご答弁の内容をまとめると、
・ 過去の事例から見て5億8千万円安いということ
・ 今回統合せず、各々のシステムを単純に更改した場合よりも2600万円削減できる
・ セキュリティレベルも向上できる
ということで妥当であると。
また、設計・構築・運用をあえて一括発注することで1円発注が起きない仕組みにしたことや、汎用性があるため業者切り替えが容易である旨は理解しました。
とは言いながら、1回目にご答弁頂いたように、今まで市が運用してきた大規模ネットワークシステムにおいて運用業者は変更した実績が無いのも事実です。
運用業者を変更することは担当にとっては面倒なため、なかなか実行できないことは理解しておりますが、市民の税金を少しでもムダにしないためにも、変更可能な仕組みであるものの仕組みのままで終わることがないよう要望いたします。
また、基本設計の策定を行った業者が結局は受注してしまう場合は、客観性・公平性が担保されていたのか厳しく問われることになることを念頭に総合評価を行っていただきたいと思います。
では、先ほどのご答弁で不明確であった「移行・統合」の部分を中心に再度質問をさせていただきます。
1. 統合するシステムの範囲は設計時に検討を行うということで、現段階では、まだ統合できるシステムの目途が立っていないということだと理解いたしましたが、1回目の答弁であった「インターネットによる住民記録・税・国保・介護・福祉等の各種届出・申請が可能になる」というサービスは平成20年度の統合によって実現されるのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
届出・申請などのサービスについてですが、20年度の統合において実現するサービスは設計の中で検討してまいります。 |
2. 今回の契約による統合・移行作業の範囲は簡単に言うと、あくまで統合ネットワークシステム側における受け入れ作業と理解したが、では契約に含まれていない"統合するシステム側の移行費用・統合作業"はどの程度になるのでしょうか。28億で統合できると思ったら、全然高い費用を要した、ということになりはしないか懸念しております。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
各情報システムが新統合ネットワークシステムに移行する作業は、機器設定の変更等の軽易なものと想定していますので、大きな作業量にはならないと考えています。 |
3. 他都市や国の各種基盤との連携を視野に入れた計画・設計になっているのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
現在設計を進めている統合連携基盤システムの、仕様書の基本方針の中で、総務省が検討している「地域情報プラットフォーム」の仕様に準拠することを必須要件としています。 |
次にご答弁の中で、「セキュリティレベルが飛躍的に向上できる」とありましたが、基盤が統合され、所掌する範囲が広がることと比例し、侵入・漏洩の際のリスクが高まります。そこで改めて2点お伺いします。
1. 職員のアクセス権限はどのように設定し、管理するのでしょうか。本来アクセスすべきではない個人情報にアクセス可能となるリスクは無いのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
職員認証基盤を構築し、アクセス権限については、職員一人ひとりの業務ごとに設定し、業務外の情報システムにはアクセスできないように管理します。
また、情報システムにアクセスする際の操作記録を併せて取得することにより、不正操作の抑止力となります。 |
2. 民間では広範囲のアクセス権限を持つ開発業者や運用業者が個人情報を大量に流出される事例が過去発生していますが、今回一括契約する業者にはどの程度のアクセス権限を委ね、個人情報流出への対策はどのようになっているのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【企画調整局情報システム課
】
今回の委託業者のアクセス権限についてですが、個人情報など本市職員が作成したデータには、業者がアクセスできないように設定します。
また、保守作業を行う際の操作記録も併せて取得し、不正な操作を抑止しますので、流出は防げるものと考えています。 |
議案第117号 千葉市自転車の放置防止に関する条例の一部改正について
700円で使用されない駐輪場は半額にしても利用率を上げることは容易ではないと思いますが、取り組みの目的は理解いたしました。
1. しかし、不法駐輪は駐輪場が不足しているため発生している側面もあります。駐輪場の拡充を今後どのように取り組んでいくのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局土木部維持管理課
】
駐輪場の確保が足らないのではないのかについてですが、収容台数が足りない駅があることは認識しております。
今後、現在策定中の自転車等の駐車対策に関する総合計画において、将来の需要台数を見込んだ駅別の整備計画を作成し、駐車場の整備を順次行っていくこととしております。
また、今回の料金改定によって、民間事業者が駐輪場事業に参入しやすくなることから、官民を含めた駐車対策が進むものと考えております。 |
2. 自転車利用者は今回年間9000万円を新たに負担することになります。この増収分は駐輪場の整備にきちんと使われるのでしょうか。全く別の用途に使われてしまうことはないのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局土木部維持管理課
】
自転車利用者の負担増による増収分は、駐輪場の整備にきちんと使われるのかについてですが、駐輪場の維持管理費や整備費用等に充当していきたいと考えております。 |
議案第119号 千葉市民ゴルフ場
1. 一回目のご答弁で年間の維持費は約1.5億とありましたが、これは指定管理者が全て負担するのでしょうか。また、2万6千人の利用という見込みが外れるなどの結果、赤字になった場合、千葉市が補填することがあり得るのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【教育委員会生涯学習部社会体育課
】
利用料金収入による独立採算制により、管理運営を行うこととなっているため、ランニングコストは指定管理者が負担し、赤字になった場合でも、千葉市が経費を補填することはありません。 |
2. 仮に指定管理者に誰も応募が無かった場合、どうするのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【教育委員会生涯学習部社会体育課
】
条例案におきましては、再度の公募を要しないとしていることから、指定管理者となる能力を有する事業者と個別に協議して選定する方法、市の直営とする方法、などについて、慎重に検討してまいります。 |
3. そういう事態にならないためにも、また一回目の答弁であった市への納付金を求めるためにも、市としても利用促進を積極的に図るべきと考えますが、具体的にどのようなサポートを考えているのでしょうか。
⇒市の回答を表示
答弁 【教育委員会生涯学習部社会体育課
】
指定管理者が行う、初心者ゴルフ教室などの普及啓発事業への協力や、広報活動を積極的に行なうとともに、隣接の「下田都市農業交流センター」と連携した、利用促進のための方策について、関係部局と協議してまいります。 |
議案第131号 議決事件の一部変更について(新港横戸町線6工区ボックス築造工事)
1. ご答弁で鉄筋の価格推移がありましたが、例えば鉄筋については年明けから新聞紙上などで高騰しているとの報道がありましたが、千葉市の積算単価を見たところ、平成18年4月で5万9千円、平成19年4月で6万200円とほぼ横ばいで、7月になって6万9200円と一気に上昇しています。なぜ今年の7月になって初めて上昇しているのでしょうか。市場の動向と積算価格がずれている理由を教えてください。
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局道路部特定街路課
】
単価の改定時期が、市場に比べて遅いのではないかとのことですが、単価の改定は、4月と10月の年2回行っており、変動が大きい場合には、7月と1月にも実施しておりますが、調査項目によっては、市場とずれが生じることもありますので、今後は市場の動向に注視してまいります。 |
2. 逆に資材価格が大きく下落した時に減額になる契約内容になっているのでしょうか
⇒市の回答を表示
答弁 【建設局道路部特定街路課
】
資材単価が下がった時の対応についてですが、工事請負契約約款第25条では、資材単価が下がった時についても、同条の規定により減額変更ができるとされております。 |
■新統合ネットワークシステム
統合によって実現するサービスは設計の中で検討する、というご答弁でしたが、本来は実現したいサービスがあるから統合するのではないでしょうか。
統合するシステムも、実現するサービスも、設計の中で検討する、と言われてしまうと、市民サービスの向上や電子行政サービスなどを千葉市としてどうしてしていきたいのか具体的に考えていないのか、と感じてしまいます。
先ほどの答弁の中でさらっと出た、国が進めている「地域情報プラットフォーム」構想によって、自治体が持つ情報システムをはじめとした、地域内外のあらゆる情報システムを全国規模で連携させるための共通基盤がこれから整備されていきます。
そうなれば、近隣都市・病院・民間企業との連携により、今まででは考えられなかったサービスが可能となったり、それこそ災害時の情報や例の切迫流産のような医療情報を共有、有効活用することも可能となります。
千葉市が千葉県の都に相応しい先進的な行政サービスが提供できるよう、市を挙げて計画に取り組んでいただきたいと思います。
今回の質疑で得られましたお答えを踏まえ、常任委員会で審議いたしたいと思います。
以上で、議案質疑を終わります。
|