夢ある明日の千葉市のために
民主党 千葉市議会議員団
政策・活動
 

 
千葉市長 鶴岡 啓一 様
 

民主党千葉市議会議員団
布施貴良  三瓶輝枝
西巻義通  山浦衛
熊谷俊人  今村敏昭
高橋秀樹  白鳥誠
富田和男



千葉市第2次5ヵ年計画の見直しに対する要望について

 千葉市政発展のため、日々ご尽力されておりますことに敬意を表します。
  さて、千葉市第2次5ヵ年計画につきましては、18年度の普通会計決算が赤字に転落するなど、本市を取り巻く厳しい財政状況等から見直しが行なわれ、昨年12月に(案)が示されたところであります。
  「第2次5ヵ年計画」につきましては、「夢と誇りが持てる安全・安心の街づくり」 を目標に、市民生活の質的向上と21世紀においても魅力ある大都市として持続的発展を図る諸施策を、総合的計画的に展開するものとして策定されました。
  民主党千葉市議会議員団は、市政運営の基本方向を定める重要な「第2次5ヵ年計画」の見直しに当たって、慎重に検討を重ね以下のとおり意見を集約致しました。
  当局に置かれましては、パブリックコメントで出された市民意見とあわせて、わが会派の意見に十分配慮頂きたく要望いたします。

1、見直しの基本的な考え方について

千葉市第2次5カ年計画の見直しにあたり、当会派の要望を以下のとおり申し上げます。

当市の財政状況は昨年度普通会計で統計上初めて赤字決算となるなど極めて厳しい状況にあります。財政の健全度を示す指標である実質公債費比率では昨年度24.8%となるなど、過去の投資で膨れ上がった市債残高が今後も重くのしかかることは必然です。
市債残高増大の要因として政令指定都市以降に伴う各種インフラ整備や国の諸施策への対応など、本市として避けられない投資が含まれていたことに一定の理解はするものの、実質公債費比率で政令指定都市ワースト2位であることからも、本市が他市と比較して特に厳しい状況に陥っていることが言えます。

そうした状況の中、第2次5ヵ年計画の見直しは避けられないところであり、見直し案は今後3年間の事業費を半減させ、現計画の508事業、全体事業費4,058億円を、25事業減の483事業、1,237億円減の2,821億円(現計画の70%)に見直すとしています。
この大幅な事業費の削減は、財政健全化のために必要な取り組みですが、市民生活に大きな影響が及ぶことは避けられず、計画の見直しにあたっては現在の本市の財政状況に対する責任を重く受け止め、その認識の上に立つべきです。見直し案を精査すると事業費減は主に事業の延期によるものが大半であり、事業自体の凍結・中止といった従来の路線を抜本的に見直し、集中と選択を図る視点が欠けています。また、市民に対して本市の財政状況を正確に伝え、市民の理解を得る取り組みについても不十分であると言わざるをえません。

私たち民主党千葉市議会議員団としては見直しの前提として、従来の予算を全面的に見直し、市民生活に直結する事業に選択と集中を行うことを求めます。また、それでも止むを得ず発生する市民負担増・市民サービスの縮減がある場合、市は市民に対し説明責任を果たし、理解と協力を得なければなりません。
市民とともにこの難局を乗り越えるために、市は速やかに「財政非常事態宣言」を発し、中長期の財政見通しを基に事業の抜本的な見直し・凍結に踏み込むことを強く要望するものであります。
 

2、見直しの基準について

  1. 従来の予算配分を見直し、選択と集中の観点に立って事業の見直し・凍結・中止に取り組むこと。
  2. 市街地再開発事業、都市計画道路等の都市基盤整備事業など巨額の投資を必要とする事業については、将来の財政見通しを踏まえ事業効果・事業コストを精査し、関係地域あるいは市政の発展に資する真に必要な事業であるかどうか再度検討を行なうこと。
  3. 継続事業といえども、事業効果の薄いものについては、大胆に見直すこと。
  4. 福祉、教育、環境施策を重視し、市民の英知・民間資金を活用して積極的な事業展開を行なうこと。


3、各事業について


個々の事業については有識者・市民も交えた検討会を立ち上げ再度精査をすべきと考えますが、強く要望する事項について以下のとおり申し上げます。

第1部 緑と水辺に恵まれた多自然都市を創る

  1. 花のあふれる街づくり推進事業については、花壇コンクール、緑と花のイベント等花関連事業を整理統合し、効率的な事業展開を進められたい。
  2. 昭和の森の再整備その他公園の整備にあたっては、事業内容、単価の精査を行ない、事業費の増高を抑制すること。

第3部 安心して暮らせる健康福祉のまちを創る
  1. 子供ルームについては、基本的に全小学校区に整備するものとすると共に、保護者のニーズの多様化に合わせNPO法人への支援も検討すること。
  2. 保育所の改築については、2ヵ所を先送りとせず12箇所を当初計画通り実施すると共に、入所待機児童を期間内に完全達成するため、事業実施に努めること。
  3. 小規模特別養護老人ホーム、小規模多機能型居宅介護の整備については、当初計画を目指し整備に努めること。
  4. 保健所、保健センターの保健師、精神保健福祉士を増員充実し、市民の健康増進事業を充実すること。花見川、稲毛の保健福祉センター建設については、今後の財政事情等に配慮しながら、整備を進めること。
  5. 青葉、海浜の両市立病院については、医師の確保、施設整備を図ると共に、周産期母子医療センター設置に向けて検討を進め、当面その機能確保に努めること。


第5部 都市の機能と表情を豊かにする

  1. 都市モノレールの延伸については、最小限の調査費に止め他の事業費を先送りすること。
  2. 千葉駅西口再開発事業、蘇我スポーツ公園の整備については、事業内容・必要性を再度精査し、場合によっては縮小・凍結も含めた見直しを行なうこと。
  3. 都市計画道路事業、下水道事業については、事業内容を更に精査し建設単価の合理化を含めて、事業量と事業費の見直しを進めること。

第6部 豊かな心をはぐくむ学びの場を広げる

小中学校の校舎、体育館の耐震補強工事については、先送りすることなく早急に実施すること。


第9部 参加と共同の社会を創る

今後のシステム改修費を削減するためにもレガシーシステムの見直しについて検討を進めること。

以上


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